甘味さんの腎不全記録②2022年02月26日

引きこもり猫
治療には毎日の点滴と吐き止めの薬、
それと腎臓用のキャットフードを食べるよう説明を受けました。


先ずは点滴
毎日病院に通うのは不可能だし、
猫にも相当な負担である。


先生の
「ご自宅で行いますか?」
の問いかけに躊躇なく「はい」と答え、
自宅治療を選びました。



2本目の注射器を渡され、
暴れる猫に私がブスリと針を刺してみる。
怖いなど言っていられない。
目の前で命がユラユラ揺れている、
注入にも、握力全開で臨んだ。



単身赴任で頼れる主人は平日不在、
息子と二人、
甘味を押さえつけての点滴を余儀なくされた。



点滴は本当に辛かった。

弱る猫を押さえつけても、満身の力で暴れる。

不信感を丸出しにして、
「なんてことしてくれるんだ?」と、鳴き騒ぐ!

針が違う所に入っているのでは?とこちらもドキドキだ。



点滴の準備も大変だった。
毎日新しい注射器に点滴液を入れる。
空気が絶対に入らないように細心の注意をはらい、
50ml充填したら、もう1本の合計100ml

一度入れた液をもう一度入れ直すにも時間が掛かり、
苦肉の策で前夜使用した注射器を煮沸消毒し、
予め2本分を用意する事とした。

この手順を含め、点滴が済むまでに随分と時間を費やした。
レポートとバイト後の息子に「手伝い要請」も申し訳なかったが、
積極的に手伝ってくれていた事に、感謝!



点滴と薬、
餌の量を計っては、食べない猫に食べさせる、、、

それだけでもだいぶ私も疲労していたが、
精神的な疲れも大きかった。


点滴をされた事でさらに尿量が増え、
意思とは関係なくお尻からズルズルとおしっこが流れ出て、
管理が出来なくなっていた。


寝床に居ても出てくるし、
トイレに行くまでの道にも点々と跡が残る。
そして夜中には間に合わずに違う所にしてしまった事も。



甘味は完全に病気になり、
違う猫になってしまったのだ。
治らないであろう思いが、私の心も蝕んでいった。

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