甘味さんの腎不全記録⑦2022年03月08日

家では食事の時間もタイミングを計って、
食べそうなものを温めて出した。

お水も尿路結石用のフィルターに変えた。
住んでいる地域はギリギリ軟水といった感じ。


相変わらず点滴では鳴いていたが、
薬も飲み、ご飯をよく食べて体重も増加、
動きも徐々に活発になっていった。




それでも最初に告げられた診断は、
いつも頭を駆け巡っている。
注意観察の続いた1週間後、
息子が抜糸に連れて行ってくれた。


「BUNは66
点滴は週2~3回 100ml」


「先生が危機は脱したって!」

嬉しいラインが届き、ホッとする。
丁寧な説明のお陰でここまで慌てずにやってこれた。


その後の2週間後の診察では、
BUN51

点滴の必要はなくなった。




薬と1か月後の診察は続くけれど、
今、元の状態に戻りつつある。

もちろん完全復帰!ではないだろうけど、
諦めずにいて良かったと思う。
何か疑問が残ったら、
調べたり人の意見に耳を傾けるのは、
大事ですね。



可愛さは更に増し、
家族で甘味を大事にしていきたい♪

甘味さんの腎不全記録⑥2022年03月05日

レスラー服着用
手術3日目
夕方に面会に行く。


もしかして忘れちゃったかな?
手術当日はシラっとした顔で見ていたし、、、




先生が扉を開け、
診察室の台の上にいる甘味まで案内をしてくれた。
体は痩せておなかの毛がない状態、
でも明らかに顔つきが違った。



「甘味ちゃん、わかる?」

するとニャーと高い声で鳴き、
何度も私に飛び乗って来た。

これは甘味にしては珍しい行動だ。
とても人懐こくて何でもさせてくれる甘味だが、
唯一抱かれるのが嫌いで、
(家の人以外が抱くときはガマンしている。💦)
自ら懐に飛び込んでくる事はなかった。


スタッフが何度診察台に戻しても、
ニャーと鳴いて飛び乗ってくる。


「どこにいたの? うちに帰りたいよ。」

そんな感じだ!




それでもまだまだ数値は高く、
術後の観察が必要だから、もう少し頑張ってね!



入院中も受付の方からも報告があったり、
手厚く診て貰っていた。





1月28日 金曜日
「甘味ちゃんがおうちに帰りたがっています。」
病院から連絡が入り、退院を告げられた!


夕方に早速お迎えに行き、
説明を受ける。


手術当日のBUNが125
クレアチニン5.79


手術後BUN116.5
クレアチニン3.98


思いの外数値は下がっていない。
結石の圧迫で、腎臓への負担が長かったからか?
(二つの石も見せてくれた。)


それでもいい。
辛くなければ。
気持ち悪くならないように注意しながらいこう!


腎臓用の飲み薬を朝晩、
点滴は50mlに
そして段ボール箱いっぱいに
腎臓や結石関係の食事やおやつをいただいた。

いろいろな種類があったので、
どんなものが好みか参考になるのでとても助かる。
水分を摂って、体重も増やす事も重要。


「BUNの値から腎臓に障害が残っているかもしれません。
しかし1か月位かけて徐々に下がっていく傾向もあります。」


いつも落ち着いて的確な診断を下さる先生


退院と同時に責任も掛かってくる。
でももう以前のように恐れてはいない。
やれる事はやったので、
家で楽しく過ごそう、甘味♪

甘味さんの腎不全記録⑤2022年03月03日

手術後
1月23日
診察時間一番に甘味を預ける。
入院期間は体調を見ながらとの事

手術が終わったら連絡をくれるそうだ。
面会も是非!、、、と言って下ったので、
様子を見がてら夕方に先生のお話を伺いに行く予定だ。


すっかり痩せて弱った甘味は、
果たして手術に耐えられるのだろうか?

先生に甘味を委ねて病院を後にした。




さて 甘味を預けた私達は心配かといえば、
そうでもなかった。

私は先の見えない毎日の介護に光が差し込んだようで、
清々しささえあった。

私達はしばらくぶりに外に出掛け、
見るもの食べるもの全て楽しく感じた。
普段繰り返される日常、
当たり前の事はありがたい事、、、
自分の人生で何度かリセットしてきたつもりが
すぐに忘れてしまう。


我が家の猫の存在の大きさも痛感したし、
人が人を介して動いて貰えた事に
再び感謝する事も出来た。

最初の先生の所でも危機を救って貰えたのだし、
それがここに来るまでの過程だったと思おう。



年始に目標を立てたばかりで続けていた事はあったが、
以降はほとんど甘味の事で、
計画はゼロとなった。

健康の上に成り立っていた事だったのだと、
こちらも気づく、、、




手術終了の連絡も受け、
夕方に病院に向かった。


少しボーっとしている感じではあったが、
まん丸目のいつもの顔になっていた。
(ずっと目を細くしてつり上っていた。)

ほとんど食べていないので体はやせていたが、
具合いの悪さは感じられない。
二つの詰まった石が取れてスッキリしたのだろうか?


少し他人を見る目ではあったが、
ひとまずホッとした。
やっぱり心配だったのだね。


夜には缶詰とカリカリも食べたとの報告ももらい、
お願いをして本当に良かった!と安心する。


甘味のいない夜だが、
その日はゆっくり眠ることが出来た。

甘味さんの腎不全記録④2022年03月01日

水素猫
再び元気をなくした甘味

明日 あさイチでの診察があるので、
それまで頑張ってね!

私は甘味の事でいっぱいだった。


そんな時Nさんに連絡しておかなければと思う。

余り報告してばかりでも迷惑をかけてしまう。
でも状況だけでも伝えなければ、、、
必死の思いだった。



「甘味の具合が又悪くなりました。」

個人ラインに報告をすると、


「すぐに病院で診て貰うといいわ。」


でも憔悴している私は一人で診察を受ける気力がなかった。
血液検査の値や今の状態を知る事が怖かった。
本当はちゃんと受け入れなければいけないけれど。


「明日の朝一番の予約に主人と行ってきます。」
そう答えるのがやっと!

そしてそれからも穴を掘り続けていたのだ。



しばらくたってNさんから連絡が入った。

「今日は手術が入っていないから、すぐに診てもらえるよ。」

病院に連絡して話をしてくれていたのだ。



私はハッと我に返り、
穴なんか掘っていられない!
甘味を助けなきゃ!

私は背中を押してもらった。
主人に急遽戻ってほしい旨を伝え、、
まん丸に丸まった甘味をバックに入れて病院に急いだ。




体重が落ちてグッタリの甘味を預け、
診察室で待つ。


BUNは110前回より少し落ちたものの
クレアチニンが4.95と上昇している。

これでは具合が悪いはず。
そしてエコー検査で二つの尿管にそれぞれ石が詰まっているのが
今回はハッキリと写った。


普通尿管の一方が詰まったとしても、もう一方が働く。
この両方が詰まっているのは非常にレアなケースらしく、
前回便で結石はみえず、
先生も首をかしげていた訳です。


この詰まった石が腎臓に圧を掛け、
尿管をも腫らしていた。


結石にも二つタイプがあり、
薬では溶けない厄介なシュウ酸カルシウムタイプだ。


「明日早速手術をしましょう!」


又してもギリギリのところで、Nさんに助けられた。



手術出来る事は、
希望が持てることかもしれない。
それだけでもありがたかった。

それにしてもギスギスのボロ雑巾のようになった猫に、
手術を決意してくれる先生にも感謝だ。



「先生に全てをお任せします。」


どのような結果になっても受け入れよう!

グッタリの甘味だったが、
今までとは全然違った心に変化していた私達だった。

甘味さんの腎不全記録③2022年02月27日

カタツムリ猫
診断の下った日にブリーダーさんのNさんに連絡をした。


キャットショーで何度もチャンピオン猫ちゃんを出している天の方であるのだが、
とにかく報告しなければ、、と!


これまでの状況を伝え、
猫ちゃんグループの皆さんにはお伝えしないで下さいと付け加えた。
各家庭のどの猫ちゃんもとてもかわいらしく、大事にされている。

その時は悲しいお知らせはみなさんの不安を募らせてしまうので、
静かに甘味の最期を看取ろうとの思いだった。



翌日仕事を終えたNさんは、
病院で購入した多量の療養食を持って家まで来て下さいました。
そして「甘味ちゃんの事、主治医の先生(ブリーダーさんの)にお話をしたよ。
原因は何なの?診てみたいと言っているよ。」
との事。

甘味が産まれてから避妊手術までをお願いしていた先生なのだが、
家から少し遠い事、今まで問題もなく過ごして来たことで、
2年程通うことはなかったのだ。

確かに落ち込み過ぎていて、
ハッキリとした原因を探ろうとする事もなく、
ただ何となくモヤモヤと晴れない霧の中にいる状態だった。



Nさんに今の点滴のやり方を説明し、
週末主人が戻ったら先生に診ていただく事を決め、
セカンドオピニオンに希望の光をかけたのだった。



その後、もっと簡単な点滴方法がある!と、
器具を持って再度訪問して下さるNさん。
お陰で準備の時間も無くなり、圧縮バックと共に使用すると、
注入時間をはじめ、いろんな負担が激減しました。


Nさんには感謝いっぱいでした。
行動力と機転が利くアドバイス
仕事とキャットショー等々で忙しいのに、
我が家の猫の為に一生懸命動いて下さる。
まさにブリーダーの鑑のような方です!




点滴のお陰もあって、甘味も少し元気になり、
このまま治ってしまうのでは?との望みもありました。

少し元気になったところでの週末、
原因を調べるためのエコー検査では、
便が詰まって肝心なところが見えず。


しかし腎臓が悪いのであれば点滴でもう少し数値が下っている筈と、
検査結果を見ながら分析して下さいます。


BUNの値の上下に一喜一憂する事は止めようと思ってはいたが、、
一番気になるこの数字も大きく変わることはなかった。

このままいつまで点滴が続くかの不安を抱え、
天と先生にお任せするしかありませんでした。



そんな介護をしながらも落ち着いていたある日、
又吐く事が始まってしまいました。
体に毒が溜まり気持ちが悪くなっているようです。
カタツムリのように隅の方で丸くなり、
問いかけにも答えず、
ヨタヨタとトイレに行っては吐き、
おしっこもトイレからズレ、
再び悪魔の記憶が蘇ります。



このまま死んでしまうのかも?



私は庭に穴を掘り、
近くのお寺も調べて覚悟を決めていました。

春には甘味の上に、きれいなお花を沢山咲かせよう!と。

甘味さんの腎不全記録②2022年02月26日

引きこもり猫
治療には毎日の点滴と吐き止めの薬、
それと腎臓用のキャットフードを食べるよう説明を受けました。


先ずは点滴
毎日病院に通うのは不可能だし、
猫にも相当な負担である。


先生の
「ご自宅で行いますか?」
の問いかけに躊躇なく「はい」と答え、
自宅治療を選びました。



2本目の注射器を渡され、
暴れる猫に私がブスリと針を刺してみる。
怖いなど言っていられない。
目の前で命がユラユラ揺れている、
注入にも、握力全開で臨んだ。



単身赴任で頼れる主人は平日不在、
息子と二人、
甘味を押さえつけての点滴を余儀なくされた。



点滴は本当に辛かった。

弱る猫を押さえつけても、満身の力で暴れる。

不信感を丸出しにして、
「なんてことしてくれるんだ?」と、鳴き騒ぐ!

針が違う所に入っているのでは?とこちらもドキドキだ。



点滴の準備も大変だった。
毎日新しい注射器に点滴液を入れる。
空気が絶対に入らないように細心の注意をはらい、
50ml充填したら、もう1本の合計100ml

一度入れた液をもう一度入れ直すにも時間が掛かり、
苦肉の策で前夜使用した注射器を煮沸消毒し、
予め2本分を用意する事とした。

この手順を含め、点滴が済むまでに随分と時間を費やした。
レポートとバイト後の息子に「手伝い要請」も申し訳なかったが、
積極的に手伝ってくれていた事に、感謝!



点滴と薬、
餌の量を計っては、食べない猫に食べさせる、、、

それだけでもだいぶ私も疲労していたが、
精神的な疲れも大きかった。


点滴をされた事でさらに尿量が増え、
意思とは関係なくお尻からズルズルとおしっこが流れ出て、
管理が出来なくなっていた。


寝床に居ても出てくるし、
トイレに行くまでの道にも点々と跡が残る。
そして夜中には間に合わずに違う所にしてしまった事も。



甘味は完全に病気になり、
違う猫になってしまったのだ。
治らないであろう思いが、私の心も蝕んでいった。

甘味さんの腎不全記録①2022年02月23日

産まれた頃
長い事このブログを書いていませんでしたが、
甘味が病気になり、
どなたかの参考になればと綴ってみました。



2022年1月9日
3連休のなかびに突然猫の具合が悪くなった。


正確に言えば、突然ではなくずっと悪かったのだ。
しかし家の者は全く気が付かずにいた。

体重が増えていなかった事も、
おしっこの量が増えていた事にも。

猫の腎不全(正確には腎障害と呼ぶそうです。)の症状が出る頃には、
既に7割程腎臓にダメージがあるそうです。
そしてその腎臓は一度悪くなると良くはならないという。
人間で言えば一度始めた「人工透析」は、
一生続けていかなければならないと聞く。


腎不全の初期から中期にかけては多量の水を飲むようで、
無臭で水に近いおしっこを沢山する。

甘味はトイレの使い方がとてもきれいで、
いつもきれいなお山を作り、猫砂も散らかさない徹底ぶり。
沢山おしっこも出て良かったね!,,,といつも褒めていた
アホな飼い主でありました。


普段の行動も変わらず、
しいて言えばほぼ吐かない猫が時々吐く程度
それも毛玉か何かだろうと思っていました。


しかし今回の吐き方はいつもと違う、
たまに貰える大好きなチュールにも見向きもしない。


さすがに能天気な私達もおかしいと、
予防注射に通ったことのある、近所で人気の動物病院にすぐに連れて行きました。




2歳8か月
なんの病気もなく過ごしていた甘味なので、
「きっと調子が悪いだけ」

そんな気持ちで血液検査の結果を待っていました。



実際血液検査での値がどの位がベストなのか、
そんなものの知識もなかった。

結果BUN(尿素窒素)が測定値の130を振り切り、
クレアチニン11

まさに腎臓の機能がかなりのレベルで悪い状態でした。


他院での2年前の避妊手術時のBUN値が
範囲内ではあるものの高めだったこともあり、

「腎不全です。
耳の垂れている猫なので遺伝的に持っていたのかもね。
何もしなければ1か月、治療しても数か月
最後は痙攣して亡くなります。」

残念ですが、と付け加え、
私達にそう診断を下しました。



甘味を否定されたような気持ちもあり、
私達は奈落の底に突き落とされてしまいました。

アサブロのSSL化2021年02月16日

随分前からであろうが、
今頃SSL化に混乱している私💦

いよいよアサブロもあさってからの日付けになっている♪



ほとんど手つかずのH.Pを更新しようとしたら、
「保護されていない通信」マーク、、、
これには「えーーっ」と、驚いてしまう!


何やらhttp→httpsに変え、
「安心なサイトですよ。」
というアピールをするらしい。


P.Cが苦手な私もいろいろ対策はし少し理解はしたのだが、
どうしても最後のファイルを自分のサーバーに
飛ばす事が出来ない。


書き換えてみたり、随分やってみたのだが、
ブロックされてしまうのです。


そして苦肉の策!
恥ずかしいのだがトップページにssl化されたアドレスを張り付け、
誘導を願い出たw


そしてページ内のソースをせっせと書き換えている。
長年放置されていたので、
内容も書き換えながら、、、( ´∀` )

甘味さんは元気です2021年02月14日


寒い日

段々と暖かな日が増えてきました。

甘味さんは発泡スチロールが大好きで、
こんな形で入ってしまいます。

体、大丈夫かな?


甘味さんが逃げた?2020年08月25日


くつろぐ猫

普段は窓辺でまったり寛いでいる甘味さん

でもどうしても外の未知の世界に行きたい気持ちは募る、、


以前にベランダの窓を開けた時にサッと出た事に気が付かず、
締めだしてしまった💦

その時は
「マーオ、マーオ」鳴いて、
ここにいるから開けて!と知らせた。


私達もこれには懲りたのだが、、、



昨晩、皆それぞれに寛いでいる時、
ふと見るといつもはロックしている網戸が猫の頭分開いていた💦


室内に甘味さんはいない。
外は真っ暗


💦、💦、💦


慌てて外に探しに行くと、、、



デッキ側から180度回った真っ暗な玄関前で
ヒトリたたずんでいた。


「出てきたが、どうしよう」

そんな雰囲気が漂っていた。



外は興味あるが、でも動けない猫


しかしたまたまどこにも行かなかったのかもしれない。


本当に気を付けよう、、と思った出来事でした。


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